広告ブロック
OmniWeb では、ブラウジング中に表示される目障りなコンテンツをブロックすることができます。広告によく用いられるポップアップウインドウ(ポップアンダーウインドウも含む)に加え、画像や、これも広告によく用いられる Flash アニメーションもブロックすることができます。

環境設定:広告ブロック のペインです。
ポップアップウインドウをブロック
ポップアップウインドウは JavaScript を用いて表示されます。ウインドウのサイズや位置、ツールバーの表示/非表示まで決定することができます。JavaScript はまた、ウインドウの順番を変えたり、ポップアップウインドウを表示した後すぐに背面に隠してウインドウを閉じるときにだけ見えるようにすることもできます。これがいわゆるポップアンダーウインドウと呼ばれるものですが、本質的にはポップアップウインドウと同じものです。
ポップアップウインドウをブロックする場合、以下のオプションを選択できます。
- OmniWeb はすべてのポップアップウインドウをブロックします。クリックすることで別ウインドウで開くものもブロックされます。
- この設定では、OmniWeb は Web ページを開く/離れるときに自動的に開かれるポップアップウインドウをブロックしますが、ページのリンクをクリックすると別ウインドウで開くものについては開きます。
- OmniWeb はすべてのポップアップウインドウを開きます。
ブロックしたポップアップをステータスバーに表示:
OmniWeb は単にポップアップをブロックする以外にも、ポップアップウインドウの作成と読み込みを許可するが表示しないというオプションがあります。このオプションを有効にすると、読み込まれたが表示されていないポップアップウインドウについては、ステータスバーにブロックされたというアイコンが表示されます。このアイコンをクリックすると、各ウインドウのタイトルのついたメニューが表示されます。このメニューからウインドウのタイトルを選択すると、ブロックされたウインドウが表示されます。
![]()
ステータスバーに 'ブロックしたポップアップ' のアイコンが表示されています(左端)。
画像のアニメーション
Web 上の広告の多くは、画像のアニメーションを使用しています(いわゆるアニメーションGIF)。これらのアニメーションは通常無限に繰り返されるので、ページ内のほかのコンテンツを見たいときには目障りです。OmniWeb はこうしたアニメーションの繰り返しの回数を制御することができます。アニメーション自体を無効にすることもできます。以下の設定が選べます。
- OmniWeb はアニメーションのループ回数に制限を設けません。ページの作者の意図する回数の再生が行われます。
- アニメーションを 1 回だけ再生し、以後アニメーションは行いません。
- アニメーションを 3 回だけ再生し、以後アニメーションは行いません。
- アニメーションは最大 20 秒間まで再生されます(アニメーションのループ時間に応じて再生時間は異なります)。
- 画像のアニメーション自体を行いません。
画像とインラインコンテンツのブロック:
OmniWeb は Web ページ上のコンテンツをブロックする強力な機能を備えています。コンテンツをただ表示させないだけという他のブラウザ用の広告ブロックアドオンとは異なり、OmniWeb は画像やほかのファイルの読み込み自体を行いません。これにより無駄な通信をなくし、読み込み時間を短くし、Web サーファーの足跡を追跡するために広告業者が発行する Cookie を受信せずに済みます。
OmniWeb には Web ページに表示される画像やほかのコンテンツをブロックする方法が 3 つあります。以下のオプションです。
- 広告の多くは Interactive Advertising Bureau の規定により大きさが決まっています。このオプションを有効にしておくと、規定のサイズに一致するすべての画像を読み込みません。
- あなたが今見ているページとはまったく異なるサーバから送信されている広告も多く存在します。たとえば、companyx.com というサイトはすべての広告を someadcompany.com というサーバから送っているとします。このオプションを有効にしておくと、OmniWeb は現在表示しているのとは別のサーバから送信されているあらゆる画像を自動的にブロックします。
- このオプションを有効にしておくと、OmniWeb はコンテンツを URL 基準で表示させたりブロックさせたりすることができます。リストは 2 種類あります。コンテンツをブロックするためのブラックリストと、無条件で許可するためのホワイトリストです。ホワイトリストの設定はブラックリストの設定より優先されます。
より詳しい情報
OmniWeb は広告ブロック用に 2 種類のリストを持っています。ブラックリストとホワイトリストです。OmniWeb に読み込ませたくない URL をブラックリストに記述します。一方、ホワイトリストに追加すると、ほかの条件を無視してその画像を表示します。
OmniWeb はデフォルトで、既知の主な広告サーバや、一般的な広告コンテンツの URL のパターンを記した、簡単なブラックリストを有しています。
OmniWeb がコンテンツをブロックした場合、本来その画像が占めているはずのスペースはべべルエッジ付きのグレーの長方形で置き換えられます。その部分にマウスカーソルを持っていくと、ブロックしたコンテンツに関する詳しい情報を表示します。その部分をクリックして画像を読み込ませたり、コンテクストメニューからコマンドを適用することもできます。ブロックした画像をすべて読み込むには、メニューのを適用するか、ブラウザウインドウのステータスバーからアイコンをクリックするのが最も手軽な方法です。ブロックされたプラグインコンテンツについては、そのコンテンツの収められている領域をクリックすると読み込まれます。
ブラックリスト/ホワイトリストは URLリストを編集… ボタンをクリックすることで編集することができます。たとえば、あなたがよく行くホームページに someadcompany.com というサーバからの広告が送信されているのであれば、ホワイトリストに someadcompany.com という文字列を追加すればよいのです。
OmniWeb は入力された URL そのものを解釈することのほかに、条件に一致するすべての URL をブロックするように設定することもできます。OmniWeb が採用しているのは正規表現と呼ばれるパターンです。
正規表現というと難しそうに思えるかも知れませんが、パワフルで正確なものです。正規表現を知らなくとも OmniWeb の広告ブロック機能は使えますが、お好みに応じて正規表現を使用することもできます。
正規表現の簡単な概要を以下に説明します。より詳しい説明やチュートリアルはインターネット上で見ることができます。入門用としておすすめなのは Google ディレクトリでしょうか。
たとえば、ads\..*\.com という正規表現では、部分的に文字列の指定があり、それ以外の部分は URL やほかの文字列のどこが一致するのかを記述しています。もっと簡単な正規表現として、ファイルネームワイルドカードというものをご存知の方もいらっしゃるかもしれません。たとえば、*.gif というワイルドカードでは、".gif" で終わるすべてのもの、ということになります。ここでは、.gif という指定部分と、* というワイルドカード(ここには何が入ってもよい、という意味)で成り立っています。正規表現はこれに近いものですが、いくつか重要な違いがあります。
最も大きな違いは、正規表現ではワイルドカードよりももっと多くの特別な意味を持つ記号があるということです。OmniWeb の正規表現で特別な意味を持つ記号は以下のとおりです。
| * | アステリスク | ) | 閉じ括弧 | |
| ? | クエスチョンマーク | [ | 角括弧 | |
| . | ピリオド | ] | 閉じ角括弧 | |
| \ | バックスラッシュ | | | パイプ | |
| + | プラス | ^ | キャレット | |
| ( | 括弧 | $ | ドルマーク |
注:ピリオド(またはドット) ".", は特別なものです。"この部分は任意の半角 1 文字(アルファベット/数字/記号など)に一致する" という意味になります。実際のピリオドにも一致しますが、ほかのどの半角 1 文字にも一致します。たとえば、ad.pose.com はブロックしたいが adipose.com はブロックしたくない、という場合はどうすればよいのでしょうか? この場合は、ピリオドのもつ特別な意味を打ち消すために、前にバックスラッシュを追加します。つまりここでは ad\.pose\.com とすればよいわけです(もちろん、バックスラッシュもまた特別な意味をもつ記号ということになります。たとえば、"this\that" という文字列に完全一致させるには this\\that とします。URLに普通に用いられる、普通のスラッシュ記号には特別な意味はありませんので心配無用です)。
ほかによく用いられる特別な意味をもつ記号には * や ? があります。これは、それ自身ではどの記号にも一致しません。その代わり、直前に置かれた文字に影響を与えます。* は、"前に置かれた、0 を含むすべての数字に一致する" という意味です。? は、"前に置かれたものが一致しないか、あるいはそのうちの一つと一致する" という意味です。これらはほかの特別な意味をもつ記号と一緒に用いられることもあります。たとえば、.* というのは、"任意の長さの文字列と一致する" という意味です。特別な意味をもたない記号と一緒に用いることもできます。たとえば、 ad*led という表現では、"adled"、"addled"、"adddddddled"、"aled" のすべてが一致するということになります( 0 文字というのも該当します)。
ここまでの説明で、ads\..*\.com という表現がどういう意味をもつか、お分かりでしょう。最初の部分の ads\. では、URL の一部に "ads." という文字列が含まれる場合に一致するという意味です(ここでの "\" は "." のもつ特別な意味を打ち消しています)。真ん中の .* は、任意の長さの文字列に一致します。そして最後の \.com は ".com" という文字列に一致する、という意味です。すなわち、このパターンでは、 "ads.foo.com"、"ads.bar.com"、"ads.this.that.com"、"ads..com" のいずれにも一致するというわけです。このパターンは一瞬では思いつかないようなものにも一致します。たとえば、"fads.trends.com" とか "www.egads.net/this.computer/is.silly.html" といったものまで一致するのです。
長い文字列を指定したときにん、それのごく一部が一致するのを防ぐために追加する特別な記号が ^ です。これは "文字列の開始" を意味する記号です。それと、$ という "文字列の終わり" を意味する記号もあります。たとえば、\.swf$ というパターンでは、".swf" という文字列が URL の最後にある場合のみ一致します。^http というパターンでは、http で始まるすべての URL に一致します。ここでは "ftp://example.com/http/thingy" という URL は一致しません。^ は文字列の最初にあるという意味だからです。^$ というパターンでは空の文字列に一致し、$x^ というパターンでは一致するものがありません。最後に来る文字列が最初に来る文字列の前に来ることはないからです。
残りの特別な意味を持つ記号はもっと複雑なパターンを作成するのに用いられますが、ここでの説明内容を大きく超えてしまうため説明しません。
画像を右クリック(または control-クリック)してコンテクストメニューを表示し、 を選択します。リンクつきの画像であれば のサブメニューとして表示されます。これを選択すると、その画像のアドレスがブラックリストに追加されるため、次回以降その画像は表示されません。上級ユーザであれば、このアドレスには法則があることを発見し、より一般的な表現を適用して一つの正規表現でこうした画像をすべてブロックしようとすることでしょう。たとえば、以下のすべてをブロックできるブラックリストを作成してみます。
- http://adserver\.website\.com/da/6742/7H_leaderboard\.gif
- http://adserver\.website\.com/da/3840/fast_rock_tile\.gif
- http://adserver\.website\.com/da/6037/ar_book_cam\.jpg
上記の表現は一つの正規表現にまとめて、同じサイトからの同じような画像をブロックすることができます。
- http://adserver\.website\.com/da/
ホワイトリストについても同じ原理が使えます。ブロックされた画像をコンテクストメニューの から読み込ませると、その画像のアドレスがホワイトリストに追加されます。
OmniWeb の広告ブロック設定では、ほかのコンテンツと条件が一致すれば Flash を用いた広告もブロックされます。ただし、 広告サイズとして一般的なもの には一致しません。
Flash を用いたコンテンツをブロックするもう一つの方法は、以下の表現をブラックリストに追加することです。
\.swf
このパターンでは、Flash ファイルの一般的な拡張子である ".swf" を含む URL がすべてブロックされます。
ブロックされたプラグインコンテンツは、ほかのコンテンツと同じように表示させることができます。ブロックされた領域をクリックすると読み込まれます。